体軸調整トレーナーの松永健吾です。
今日の体軸メンテナンスで、
「ラットプルダウンをすると首が痛い」
と言うNさん。
ラットプルダウンは、頭の上にあるバーを胸の方へ引いて、背中を鍛えるトレーニングです。
実際に動きを見てみると、バーを引く時に首に力が入っていて、肩甲骨を下げたり、首の角度を調節しても改善せず。
そこで首をほぐしたり、首をストレッチしたりするのではなく、まず確認したのが「胸椎」の動きです。
胸椎とは、背骨の中でも胸のあたりにある部分。
ラットプルダウンでバーを引く時には、この胸椎を反らしてほしいんです。
Nさんは長年のデスクワーク生活の影響もあり、その動きがかなり苦手でした。
胸椎がうまく動かないままバーを引こうとすると、足りない動きを首まわりで補おうとしてしまいます。
そこで、
・胸椎を反らすメンテナンス
・高い位置に手を置いたキャット&ドッグ
・立った状態で胸骨を動かす練習
などを行いました。
最初は「背中を反る」という感覚自体があまりわからない状態でしたが、何度か繰り返していくうちに、
「あ、ここが動くのか」
という感覚が少しずつ出てきました。
そして、もう一度ラットプルダウン。
すると、
「あ!痛くない!!」
首が痛くなくなりました。
同じ種目、同じ身体なのに、胸椎の動きが変わるだけで首への負担が変わったわけです。
身体では、こういうことがよくあります。
首が痛いからといって、必ずしも首そのものに原因があるとは限りません。
本来動くはずの場所がうまく動かないことで、別の場所が頑張りすぎていることがあります。
今回でいえば、
胸椎がうまく反らない
↓
首が代わりに頑張る
↓
首に負担が集中する
という状態が考えられました。
だから僕は、痛みがある場所だけを見るのではなく、
「なぜそこに負担がかかっているんだろう?」
と身体全体の動きを見るようにしています。
首を揉んでもストレッチしても、また同じように痛くなる。
そんな時は、もしかしたら首以外の場所にヒントがあるかもしれません。
体軸メンテナンス
体軸メンテナンスでは、痛い場所だけを見るのではなく、実際の動きを確認しながら、「どこが動きにくいのか」
「どこが代わりに頑張っているのか」
を一緒に探していきます。
首や肩の不調が続いていて、
「自分の場合は、どこに原因があるんだろう?」
と気になる方は、一度身体の動きをチェックしてみてください。
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