「何食べたらやせますか?」について

こんにちは。

「制限」ではなく「管理」でやせる!オンラインパーソナルトレーニングの松永健吾です。

先日の記事、

インスタグラマーさんが困っています!

に関して、様々な抽象的な質問によりインスタグラマーさんが困っているということをお伝えしました。

「プロに聞いたら耳が痛い正論が帰ってくるだろうし」

「身近なダイエッターさんなら気軽に答えてくれるんじゃないか」


みたいな感じで聞いているのだとは思いますが、質問が抽象的すぎたり、個人差が大きいので答えようがない場合がほとんどです。

なので、そんな質問をしなくてもいいように、よくある質問に関して説明していきますね。


何食べたらやせますか?

この質問に関して、知るべきことを何個か書きました。

やせる仕組みを知る



まず、体重が増える、減る、は「カロリー収支」で決まります。

・摂取カロリー=食べた量
・消費カロリー=エネルギーとして使う量


の差ですね。

摂取カロリー(食べる量)の方が多い

体重が増える


消費カロリー(使う量)の方が多い

体重が減る

です。

これは、絶対的な「カラダの仕組み」です。

どんなに食事を減らしていようが、消費カロリーがそれより少なければ体重は増えていきます。

通常はこれを1日単位で計算していくのですが、、、、

脂肪1kg増えるのに必要なのは、

7000kcal

と言われています。

「7000kcal摂取する」ではなく、

「7000kcalオーバーする」

です。

なので、1日食べすぎたからといって、体重が1kg増えるなんてことはまずありえないんです。

オーバーカロリーが継続して初めて、太るんです。

ここ、しっかりと理解して、日々の体重の増減に一喜一憂しないようにしましょう!


栄養素について知る



これも絶対頭に叩き込んでおきたい、栄養素について。

スーパーフードとか、ナントカ油とか色々ありますが、そんなものはどうでもいいです。

押さえるべきは、

三大栄養素

まずここから!

タンパク質(P)

脂質(F)

炭水化物(C)


ですね!

「三大栄養素を過不足なくバランスよく食べましょう!」と小学校とか中学校で習ってきてるはずなのですが、、、、

メディアの誇大広告により、最近では、

「炭水化物を減らせばやせる」

「脂質を減らせばやせる」

「タンパク質はいくら食べてもいい」


みたいな傾向にあるんじゃないでしょうか?

復唱します。

「三大栄養素を過不足なくバランスよく食べましょう!」

これだけです。

食材は全てこの三大栄養素の数値があり、その三大栄養素の合計がその食材の「カロリー」です。

タンパク質と炭水化物は、

1g=4kcal

脂質は、

1g=9kcal

です。

例えばダイエッターがよく食べる「ささみ」は、

1本43g(参考値)

タンパク質、、、9.89g=39.56kcal
脂質、、、0.34g=3.06kcal
炭水化物、、、0g

39.56+3.06=42.62kcal

※検索したサイトでは45kcalとなっています

参考:カロリースリム

この、「タンパク質」「脂質」「炭水化物」そして「カロリー」を見て、ダイエットを進めていくんです。


食材について知る


色々な食材があり、

「この食事(食材)はやせる」「この食事(食材)はやせない」

みたいに言われていますが、厳密に言うと、そんなものは存在しません。

野菜だろうが何だろうが、カロリーはあるので消費カロリーよりも食べ続けたら体重は増えます。
※相当な量になりますが。

一般的に、「太る」と言われている食べ物は、

・スイーツ、、、、脂質も炭水化物(糖質)も多い。
・揚げ物類、、、、脂質が多いし、衣で炭水化物を摂る事になる場合も。
・主食系、、、、量を食べられる。
・パン類、、、、腹持ちが悪く、たくさん食べられる。塗るものが脂質の塊のバターだったり、糖質の塊のジャムなど。
・菓子パン、、、、もはやお菓子。脂質も炭水化物も多いし、けっこう簡単に2〜3個食べられる
・ラーメン、、、、主食なので炭水化物多め、こってりだと脂質かなり高め、それに対してタンパク質は少なめ。
・カレー、、、、最初に油で炒めるからカロリー高め。ご飯が進むから無限に食べられる。飲み物という説あり。


こんな感じですかね!

脂質1g=9kcal なので、脂質が多いものは必然的にカロリーが高くなります。

一方、これらに比べるとタンパク質は全体的に不足しやすいと言えます。

だから脂質が少なく、タンパク質豊富なものが「ダイエットにオススメな食品」として挙げられるんですね!
※赤身肉とか、鳥ささみとか

この食材の「特徴」をわかっていれば、スイーツ系を食べたとしても他の食材でカロリーを抑えれば、案外オーバーしないものです。

しっかり把握して選択していきましょう。


まとめ

「〇〇を食べたらやせる」のではなく、

「カロリーオーバーが続いたら太り、アンダーカロリーが続いたらやせる」

ということがご理解いただけたでしょうか?

ダイエットに「たまたま」はありません。

カラダは仕組みがちゃんとあり、それに従って行動をしなければ、思うようにやせないですよ。

目を引くキャッチーな情報にばかり飛びつかないで、基礎基本から学んでいきましょう!
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